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北窯・松田共司工房 1954年沖縄県読谷村に生まれる1974年那覇市首里 石嶺窯にて作陶従事1980年大嶺工房に勤務1990年北窯3連房を開く1994年日本民藝館展入選2011読谷北窯として倉敷民藝館賞を受賞 琉球王朝時代、沖縄本島各地に点在していた陶工、窯元を王都であった現在の那覇壷屋地区に集めたのが沖縄壷屋焼の始まりです。戦後、人間国宝・金城次郎氏を筆頭に多くの陶工が読谷村に移設、中でも13連という最大級の登窯を有するのが、読谷山焼 北窯です。沖縄の焼き物を多くの人たちに知ってもらおうと日々奮闘しているのが松田共司氏、そして共に始めた兄弟である兄の松田米司氏、宮城正亨氏と与那原正守氏です。この4人の親方を筆頭に、全国各地から沖縄の焼き物を学びに修行している若き陶工の方々によって、現代に合った様々なうつわが作られています。共司氏、そして北窯は、沖縄の焼物を探求し続ける志高き職人集団です。
いずみ窯/島袋工房島袋貴寿(しまぶくろ たかとし)1986年5月沖縄生まれ、2010年東京農大卒業2012年5月読谷北窯松田共司工房に弟子入り2022年10月共司工房卒業2023年1月本部町伊豆味の「いずみ窯島袋工房」を開窯 島袋萌美(しまぶくろ もえみ)2012年東京藝大工芸科陶芸専攻に入学2013年から読谷北窯松田共司工房に師事2018年東京藝大大学院美術研究科工芸専攻卒業後に共司工房に弟子入り2020年島袋貴寿さんと結婚2022年10月共司工房を卒業し、貴寿さんと「いずみ窯」を開窯 若いご夫婦で日々作陶をされていて、いつ伺っても笑顔で迎えて下さるお二人のお人柄には感謝しかありません。30代の若い窯元ではあります、共司工房での修行で得た経験はしっかりといかされています。沖縄の伝統的な陶芸技法を継承しながらも、現代の日常使いにふさわしい利便性、素朴な風合い、そして共司イズムを盛り込んだやちむんを作られています。
中ノ畑窯 佐藤央巳(ひろみ)様 1973年北海道稚内市ナイポポチ出身 読谷山焼北窯・松田米司工房勤務佐藤友美 1974年大阪府高槻市生まれ 1997年〜2005年 読谷村・壺屋焼陶真窯 読谷山焼北窯・宮城正享工房 2009年 大阪府高槻市中畑に築窯 奥様の佐藤友美さんが出身地大阪府高槻市で古い民家を改築し、薪窯を築窯したのち央巳さんと結婚、出産・子育てもしながら、二人三脚で作陶されています土と釉薬と薪はできるだけ地元・高槻のものを使用しすべて薪窯で焼き上げます使えば使うほどに愛着が湧いてくる、日々の暮らしに寄り添う器をご夫婦で作られています
作り手 宮國榮一 北窯をはじめ沖縄の著名な窯に師事し、長年の修行を積み独窯素朴であたたかさがあり、土の使い方から釉薬の作り方等沖縄の伝統を踏襲されています 懐かい感じ、丁寧な成形も魅力です 古陶だけでなく海外のデザインにも造詣深く、今の時代性、使う用途等も意識し、日々の暮らしに寄り添うように作られた器はクラシックでありながら、どれも理にかなった機能美が感じられます
2011年 益子窯指導所研究生修了後読谷村にある横田屋窯 知花實氏に師事。2020年 栃木県益子町にキマノ陶器を開窯、自然の原料で一から土や釉薬を手作りし沖縄で培った昔ながらの製法で作陶
1991年沖縄県生まれ高校卒業後、父の元、読谷山焼北窯・松田米司工房へ、 工房長としての作陶と合わせて個人作品の制作も行い、不定期で企画展などに参加、父の米司さんと自宅に「tou cafe and gallery」をオープン
沖縄・読谷山北窯の創成期に松田米司親方に弟子入り、10年後、地元の鹿児島県に開窯、沖縄で学んだ技術を用い、郷土の素材にこだわり、そこでしか生まれないものを常に追求し、日々のうつわを作陶
島岡製陶所 作り手・島岡 桂 さま 重要無形文化財「民藝陶器(縄文象嵌)」保持者でもある 人間国宝・島岡達三氏のお孫さん、 97年より6年修行後、 2003年より島岡製陶所で制作活動を始め 20007年から島岡製陶所を継承 国内外での多くの個展に向け作陶、 島岡達三氏の技法を引き継ぎ、且つご自身も独自の技法や釉薬の 開発など研鑚を積まれています *縄文象嵌...
2001年より読谷山焼北窯 (與那原正守)、 陶房眞喜屋 (眞喜屋修) に師事。北窯では工房長を務め確かな技術と伝統的な技法を取得。 2010年読谷村に 「工房コキュ」 を築陶、土の質感と雰囲気が残る独特な佇まいを特徴とする、端正で美しく、装飾や絵柄がとても魅力的なうつわを作陶
1964年、福岡県大牟田市生まれ九州産業大学芸術学部美術科卒業 小代瑞穂窯で作陶後栃木県益子の島岡達三氏に師事その後帰郷、ふたたび小代瑞穂窯で作陶 熊本、福岡、大阪、東京、ドイツなど、広く展示会も開催されています
大分県日田市山あいに位置する小鹿田皿山地区で生まれた焼き物です。 現在小鹿田焼の窯元は9軒、1705年ごろの開窯以来変わらず、黒木家・柳瀬家・坂本家の三家体制で制作されています。原料となる土には、集落周辺で採取される、赤みがあり鉄分を多く含む土のみが使われ、釉薬によって様々な形と紋様が表現されています。特徴的な技法は「飛びカンナ 」「刷毛目」「流し掛け」、その技法は約300年の間、一子相伝で守られています。 民藝運動の創設者、柳宗悦との出会いや昭和29年(1954)には世界的な陶芸家であるバーナード・リーチが3週間にわたり滞在し陶芸技術や心構えを職人へ伝授したことで多くの方にその価値が知れ渡り、小鹿田焼の魅力が世界中に広まるようになりました。機械を使わず手作りが続けられているその技法は、記録作成等の措置を講ずべきとし1995年に国の重要無形文化財に指定されました。現在も伝統的製作工程による健全な作風が堅持され、主として地元の原料を用い、原料の製造・加工および作陶にも、昔ながらの用具を使用する伝統的かつ地域的特色を有する技法が最も純粋に継承されています。
1995年より高内秀剛氏に師事 2000年に益子に自身の窯を持ち独立、鮮やかな色彩のベースに小紋など古典的なデザインを施す作風で現代的且つ華やかなうつわを益子で作陶
石川硝子工藝舎舎主 石川昌浩様 1975年 東京都生まれ 1999年 倉敷芸術科学大学ガラス工芸コース卒 現在岡山県にて制作倉敷芸術科学大学で「倉敷ガラス」を生んだ小谷眞三と出会い、工藝の道へ 「命が吹き込まれ一瞬で形となる素直な生きたガラス。ガラスは日用品の器となることが正系の使命で在った事から、今も息を正して焦らず躊躇わず数多くの用途作りに励んでいます。用を求める仕事に美しさが備わり、それを人々に喜んでいただくことが世上の喜びです。石川昌浩」日々の暮らしの中で使いやすく、美しいガラスのうつわを作り続けています。
1992年 熊本県の小代焼ふもと窯 井上泰秋氏に師事、1998年 鳥取県の岩井窯、山本教行氏の元で修行 翌1999年 岐阜県朝日村で独立、2004年に静岡県伊東市に移り2016年に4連の登り窯を自ら築き活動の拠点へ 最も人気のあるスリップウェアをはじめ、黒釉・灰釉、象嵌や面取など多くの技法を用い作陶
作り手 駒形爽飛 父は備前焼作家の駒形九麿様 2011年 読谷村の陶眞窯に師事2016年 うるま市高江洲に"陶芸こまがた"開窯 土本来の素朴な味わいをあえて残したうつわ作りが特徴この土味により温かみや素朴さ、そしてどこかなつかしさまでもが表現されているのが駒形さんのうつわの魅力です